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顔の色やシワなどはよっぽど変化がない限り、1日1日の変化というのは分かりにくいですよね。歯の色も同じ!毎日見ていても、気づかないうちに黄ばんでいることがあるのです。 どうして歯の色が悪く見えるのでしょうか?白くて透明なエナメル質から象牙質の黄ばんだ色(茶色など)が透けて見えるために、歯の色が悪く見えるのです。そして、歯の変色の原因は先天的なものと後天的なものに分けられます。 先天的なものとしては、歯ができる時期にある種の抗生剤を服用した場合や歯に色素が沈着する病気にかかった場合で石灰化不全も起こし、歯の変色をきたします。これは歯が萌出した時にすでに変色しています。後天的なものとしては歯髄(神経)が死んでその血色素や分解産物が歯に沈着あるいは重金属類が沈着して変色を起こしたものです。また、食品、嗜好品、口の中の細菌により歯の表面に着色が起こることがあります。タバコやコーヒーなどが原因です。歯の色は加齢によっても変化します。 また、漂白を行った時の利益は? ●明るい笑顔になった ●人に抵抗なく歯を見せれる様になった ●口を大きくあけて笑える様になった ●歯の色を自分でも気にする様になった ●人から白いと言われてうれしかった ●歯に関心を持つ様になった ●漂白をして着色が少なくなった などです。しかし、漂白は極度の変色歯に対しては(漂白で白くはなっていますが)限界があります。したがって、場合によってはラミネートベニア修復という方法などで前面を削った後カバーして改善します。
(回答者:徐歯科医院デンタルプロデュース 徐忠明)
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