|
文章からだけでは、難しい質問となります。できるだけわかりやすくお答えします。
1)きれいに治るというのと、完全に傷あとがなくなるというのは、同じ意味ではありません。きれいに治るというのは、現在の状態よりきれいになる、或いは傷が見た目にわかりにくい状態になるという意味で、完全に(正常に)という意味合いとは違います。
2)完全(正常)に治すには、現在最高の医療技術でも困難です。まだまだ患者さんの要求する位置まで美容外科の技術が進んでいない、ということになります。3)然し、今の状態(拝見していないのでわかりませんが)よりは良くなる可能性はあります。4)鼻の下から口唇にかけてとの事ですので、鼻か唇に小さいひきつれ等はありませんでしょうか。もしあるとすれば、そのひきつれだけでも治せば、今より見栄えは良くなるものと考えます。5)ひきつれ(拘縮)が唇などの機能障害に影響を及ぼしているようだと健康保険の適応になりますし、交通事故で相手が自賠責に入っていれば自動車保険の適応となり、手術費用は大変安くなります。
6)当院で自費ですと8万前後かと思われますが、この点は地域格差があります。
7)手慣れた形成外科、美容外科医だと難しい手術の範疇には入らないでしょうが、易しい手術と思っても術後思ったほどの結果が得られない場合も、ままあります。
8)術後のフォローも併せ、近医で形成外科、美容外科病院があれば、安心した相談と治療が受けられると思います。
9)術後の傷あとが治まる3ヶ月〜6ヶ月の治療も大切な要素となりますので、その点も充分ご勘案下さい。
10)その他のこと、つまり、手術方法、内容等に関しては他のお医者様からご返答いただくものと思われますので、重複をさけ、省かせていただきます。以上。
(回答者:当山形成外科/當山 護)
|