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性器の周りの脱毛ということですが、女性の方ですからビキニラインのこととしてお答えいたします。最近、雑誌週刊誌などで露骨なまでに下腹部を写した写真が私たちの目に入ってくるのですが、昔はビキニパンツをはいた範囲内で由とされたのが、最近は焼き海苔型といって短冊をさらに小さく刻んだようなまでに見せる不自然な形をしたヘアが堂々と私たちの目に飛び込んできます。脱毛とは毛根を破壊してその毛が発育しなくなるようにすることで我々形成外科領域でもいろいろ苦労しているようですが、今、我々の間で一般化している処置方法は電気脱毛です。針を毛根まで差し込み必要な電気量を通電して毛根を破壊してしまうのですが、このときに表面皮膚の組織を痛めないように針の根元がむき出しでない“小林式”という針がその安全性を謳われています。
針を刺して痛みが来ないように局所麻酔を行いますが、やはり毛の発毛周期がありますから月1回のペースで脱毛処理を繰り返さなければなりません。最低で4〜5回は必要でしょう。ただ、これから先の話ですが、現在レーザー脱毛の研究がかなりのスピードですすんでいます。
麻酔なしで、時間も早く、安く跡も残らない理想的な処置ができるようになります。あと、1年もかからないでしょう。
費用は、針脱毛の場合5ー6回で40〜50万。レーザーは回数も値段もその2/3から半額でしょう。
(回答者:札幌中央形成外科 武藤 靖夫)
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