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＜感想＞ 焦らずに余裕を持って
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女性 / 30歳 / 160cm / 50kg 鼻・口元／隆鼻術・上下顎前突 |
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３年ほど前に、かつて母も「できたら受けさせてあげたい」と言ってくれていた、“低い鼻”にプロテーゼを入れる手術を受けました。
鼻の手術の仕上がりに関してはほぼ満足しています。
本当は横に広がった小鼻を小さく縮める手術を同時に受ける予定でしたが、プロテーゼを入れた状態を見たとき、これ以上手を加えなくてもだいたい満足できるものだったことと、また新たな手術をこのまま続けるというのがつらくなってきてしまって、結局１つしか手術は受けませんでした。
痛みは麻酔の針の痛みくらいで（これも人によってはつらいかもしれませんが）、後は頭に響く“ゴリゴリ”、“ずぶずぶ”といった不気味な音が恐かったくらいです。（その時看護婦さんが「気持ち悪い音がするかもしれませんけど大丈夫ですよ」と声をかけてくれたのでなんとかがんばれました。）
術後の“腫れ”に関してですが、自分なりに覚悟はしていました。ですが、鏡を見たときはさすがに不安でたまりませんでした。瞼が開きにくくなるほど眉間の部分が腫れて内出血し、肝心の“鼻”はガーゼで目一杯押さえつけられ「ぺったんこ」だったのです。
ガーゼを取って鼻を見るまでは一日も早く腫れと内出血を止めたい一心で氷嚢を３種類、ロックアイスをいくつも買ってきては、起きているときも、寝ているときも眉間を冷やせるように、額に氷嚢をぶらさげてすごしました。
おかげで５日ほどで腫れはだいたいひいて、外出も食事をするようなことがないかぎり、問題ありませんでした。
一番つらかったのは主人に黙って手術をしてしまい、手術のことを打ち明けたら激怒されたことです（当然ですが・・・）。やはりきちんと説明してから、受けるべきだったと思っています。立場が違っていたら、私でもきっと怒ったと思います。でもそれは、相手の体を心配してのことですし、主人もきっとそうだったのだと感じました。
もちろん“美容整形”に対する嫌悪感に近いものを抱いていたかもしれませんが体にメスを入れ、少なからず感じる痛みと罪悪感をいとわないほど、当人にとっては重大な問題である、ということは理解してもらえたと思います。
結局抜糸して落ち着くまではとても気遣って一緒に過ごしてくれました。
そして先々月、噛み合わせが悪くて前に突き出た口元をひっこめる手術しました。 ずっと忙しかった仕事が落ち着いて来たので、がんばって貯めた預金を使い、カウンセリング３回、歯形取り、レントゲン、各種検査（血液・尿・心電図等）を約一月かけて行って、今回は主人にきちんと説明してから手術に臨みました。
（噛み合わせが原因と思われる肩凝りや偏頭痛などを説明し、コンプレックスであることも説明しました。）
料金は手術はもちろん入院費と、様々な検査、レントゲン、歯形取りなど全て含んでだいたい１５２〜１５３万位です。こちらで同様の事をおっしゃっていた方がおりますが、確かに安くはありませんし、この手術は元に戻すことはできないので、よほどの覚悟がいるものだと思います。退院後、飲食のたびに感じる不自由さに、手術したことを後悔したことが何度かありましたが（下唇からあごにかけて麻痺が残っているのと、歯茎を縫った糸が邪魔だったり、奥歯でしか物が噛めないので食べられるものがかなり制限されるので）、前歯で噛めるようになるまで一月、骨が安定するまで二月はかかるというのは聞いていたことだったので、今はひたすら以前のように食事ができるようになるのを待っている状態です。
仕上がりに関しては、横顔を見た感じでは、完璧に自分の理想のラインにはなっていませんが（下げられるスペースに限度があるので）、術前から分かっていたことなので、特に不満ということはありません。口元に手を持っていくと、あきらかに、以前の自分のでっぱった口元とはちがっているという実感が持てて満足しています。
入院は全身麻酔なので、絶食・絶飲するための前日入院を含めて６日間でした。
２つ手術を受けてみて、感じたことは、
●自分にとって一番身近な人には、できることなら伝えておいた方がいい
（腫れが少ないなどと広告に出ていても、一緒に住んでいる人に隠し通せるほどの少ない腫れですむとは考えない方がいいです。）
●質問や不安な事がある場合は、思い付いた時にメモをとっておいて、カウンセリングの際に聞くようにするといい
ということです。
先生もそのようにアドバイスしてくれましたし、検査だけの予定で病院を訪れた時でも、質問があることを伝えると、快くその日にカウンセリングの場を設けてくれました。私も欲張って色々聞きました。また、病院選びの基準にそういった対応の善し悪しも加えるといいと思います。
初めて美容整形のために病院に行くのはとても勇気が必要でした。何度も足を運びたくないとか、すぐにきれいになりたいと焦るばかりに、聞きたいことも良く聞けないまま、仕上がりに満足できたので良かったですが、最初の手術は流されるように受けてしまいました。これから受けようと思われる方はあまり焦らずに余裕を持って準備してから受けるようにすることが大事だと思います。
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